ディスプレイラックをつくってみた 1/3

溢れる建材カタログのため本棚を追加するにあたり出来れば収納容量が増えるだけでなく何か新しい効率的な使い方が出来ないかとずっと考えてました。

そんなとき閃いたのが図書館の雑誌閲覧コーナーなどで良く見かける棚前面に雑誌がディスプレイできる扉のついたタイプの本棚(ディスプレイラック)。つまり設計時に長期間デスク周りを無駄にスペースを占拠していたカタログ群を、代わりにこの扉に並べてしまおうというわけです。また全扉に一覧できれば効率的に設計作業が進められます。

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さてこのディスプレイラックはいろんなところから販売されているのですが調べてみるとサイズ・バリエーションが豊富だったのがDinos(ディノス)のディスプレイラック(マガジンキャビネットと呼ばれている)。また製造元が日本の家具工場なので安心感があります(他メーカーの安い価格帯のものはおおよそ中国製でした)

特に注目したのは棚奥行き寸法で、今回選んだのは29.5cmシリーズのもの。レコードラックを想定して奥行きが深い39cmシリーズもあるのですが設置スペースに余裕がないため奥行きが薄いものが必須でした。

以下に今後増設したときに効率的に組み立てられるよう手順を記録しておきますが、DIY初心者向けにちょっと丁寧に解説してみます。(DIY熟練者にはちょっとまどろっこしいかもしれません)

 

 

3連2段(上置きタイプ)1セット分の全部材(色:ホワイト)・パーツ一覧です。

巾木有りのベース(下置き)タイプは天井高との関係で採用できませんでしたので上置きタイプを積み重ねることにしました。

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細かいパーツはこんな感じ。

ダボ固定用の木工用ボンドや組み立て後の設置固定用にL字金物も同封されてます。

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添付されていた組立説明書には手順が図解されてます。

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まずは扉部分を組み立てることにします。扉とL型桟、収縮ピンの部品です。

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扉に収縮ピンを差し込みます。精度良く穴が開けられてますので差し込むだけです。

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この収縮ピンが扉の開閉軸になります。樹脂製ですが割りとしっかりしているようです。

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扉に収縮ピンを両端にはめ込んだ様子。下部の穴はL型桟を固定する穴が予め開けられています。

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収縮ピンは部品リストの記載本数どおり穴数に対して1本多く入ってましたので余りました。

可動部品で壊れる可能性があるので予備分まで予め同封してくれているのはIKEAなどにはない日本的な気遣いでしょうか。

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開閉扉とL型桟はビスで接続します。

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開閉扉の表面と裏面を並べ比べてみます。穴の大きさが違うので間違えないよう注意が必要です。

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穴の大きい側がビス頭側(ビスを差し込む側)になります。

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下穴のディテールはこれも日本的な気遣いが感じられますね。日本の家具工場は仕事が丁寧です。

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L型桟にも下穴が開いてますので位置を合わせてビスで締め付けます。

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L型桟の材質は発泡樹脂系で耐久性もありそれなりにビスのくい付きもよさそうな不思議な素材です。

発泡樹脂系のL型桟の材質はビスのあたりも良いので十分締めこんで固定できました。。

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ビスをネジ込んでみるとビス頭用の下穴にピッタリでした。

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開閉扉1枚辺り2箇所L型桟とビスで固定します。

微妙にL型桟が扉縁より小さめに組みあがります。棚本体などと干渉しないディテールが良い感じです。

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全部で6枚。簡単です。

さていよいよ棚本体の組み立てです。板材をとりあえず立ち並べさせてみて完成イメージを確認してみます。

組立説明書と見比べながら各箇所の状況確認します。下穴、切り込みスリットなど図解どおりでしょうか。
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棚板はダボを差し込みながら組み立てていきます。

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ダボ穴にボンドを流し込みます。

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あまり入れ過ぎないとように注意して。

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ダボを差し込みます。

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手で押し込んで接合します。

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1辺あたり2本のダボを埋め込みます。飛び出たダボ部分は接合面のダボ穴に差し込む予定です。

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差し込まれる穴のほうにもボンドを流し込みます。

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あまりボンドを注ぎ過ぎると化粧ボードをあふれ汚す恐れがあるので注意しましょう。

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2つあるダボ穴にボンドを充填して棚板をあてがいます。

ダボが穴芯と多少ずれていても加工精度を信用してかまわず差し込んじゃいます。

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ピッタリです。やはりこの家具工場は加工精度が良いですね。

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それではもう一方も組み立てます。

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同様に穴にボンドを注いで一気に差し込みます。

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ピッタリ組めました。

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さらに棚板を連結していきます。

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ダボをボンド接合するのも少し慣れてきました。

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ダボ芯と穴芯が少しずれてたり傾いてたり、ダボの刺さりこみがイマイチで棚板の接合がピッタリしないときは、捨板などを当て木をして木槌などで傷がつかないように注意してたたいてピッタリあわせます。

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ピッタリはまりました。

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両袖にそれぞれ棚板が連結できました。

次は底板を接続します。

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底板との接続も同様です。

ボンドをダボ穴に充填します(白くて少しわかりにくいですがダボの位置にボンドを注入済のダボ穴があります)

黒く見える穴は棚セット同士を積み上げたときに連結固定するためのボルト穴です。誤ってボンドを注がないよう注意してください。

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底板も接続しました。隙間がちょっとあるので同様にたたいて合わせます。

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ピッタリ接合できました。

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次は両側板を接合します。

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側板とは木ネジ接合します。下穴に付属の木ネジを差し込みます。

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組立説明書どうりに木ネジは仮止め程度に軽く取り付けおきます。

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仮止めの意図は最終的に棚の背面に裏板を掘り込みスリットに差し込むときにどうしても側板を広げておかないと裏板が入りにくいためです。

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これぐらい隙間があるぐらいの仮止めで良いでしょう。

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今まで接合した棚セットを起こして裏板および天板の接合に取りかかります。

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仮止めによる棚板隙間の様子です。

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この掘り込みスリットに裏板を差し込むことになります。

天板を挟み込むため露出する両端側板の小口は化粧板一枚分、仕上げが残されてます。独特なディテールですね。

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ここまでは順調でしたが、ここからちょっと面倒なことが起こります・・・。

 

つづく

 


Posted in 備忘録, 家具, DIY.

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