新作をiichiで売ってみた

ものづくりブランド「Assembled in Tokyo」の新しい作品が出来たのでこちらのブログでも早速発表したかったのですが、今回は同時発売など画策してましたらバタバタして遅れてしまいました。

3Dスライドスタンド Chocalat(ショコラ)

まずは作品概要動画からご覧下さい。

またiPadスタンドかよ!って突っこみが入りそうですが、なんと今回は普通のタブレット&スマートフォンも立てられます!
(あんま変わんねーじゃねーかとか言わないでくださいね)

波目にあわせてスライドさせた凹凸材の溝に機器を差し込んで立てるといういたってシンプルなスタイルです。
特別な道具が無くてもその場で簡単に溝幅(0~39mm)を調整できるので、ケースやカバーなどを付けたままでも様々な厚みに対応できます。

RIMG1699

作品詳細は販売用ページと重複するのでここでは開発舞台裏を少し紹介しておきます。

まずは「3Dスライド」という作品タイトルですが、精密にレーザーカットしたMDFを貼り重ねた立体物を平面カット形状のままスライドする感触が、3Dソフトの「押し出し」コマンドによるパラメトリック性(平面データを立体データにパラメーター変形できる)と似ていたので、手に持ったときにその感触を是非味わってもらいたいと命名しました。

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しかしこの波目をスライドさせるデザインに行き着くまではいろいろと試行錯誤があり、話は前後しますがまず開発コンセプトのひとつに汎用性の追求、つまりは前作のiPhone専用スタンドとは全く違う発想がありました。
また前作が一旦変形させた一枚の薄い板を端部結合した構造に対して、今回は二つの物体を組み合わせた組子構造がイメージにありました。

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立体パズルのような寄木細工をイメージしたモデルとかいろいろな試作を繰り返した後、よりシンプルなデザインとして凹凸を波目にあわせてスライドする構造体に行き着きました。
開発イメージは「レーザーカット技術が生む新しい時代の『ネジ』」です。
この過程で一番気にしていたのは、単板なら簡単にスライドするのに複数枚貼りあわせると思うようにスライドしてくれない点。程よい摩擦を感じながらも気軽にスライドできるのが理想でした。

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コンマ数ミリ刻みで波目の粗いものから細かいものまでスライド時の感触を試しながら試行錯誤が延々続きます。
精密にレーザーカットしたからといってMDFをただ貼り合せただけでは駄目で、組み立て方などの手作業の技術開発に没頭してたら没サンプルの山ができてました。(^_^;)

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パッケージも試作を繰り返し、行き着いた形状は初期コンセプトを継承した組子構造でした。
作品を上下から箱で挟み込む一体の構造で、デザインポイントは「ジャストサイズ」。
箱と作品の隙間をなくすことで上箱を引き抜くときになんともいえない空気圧が手に伝わり、茶筒を開けるときのような気持ち良さで作品のファーストインプレッションを引き立てる狙いです。

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パッケージデザインでもコンマ数ミリまで追求できたのは、レーザーカットの新たな可能性を感じることになりました。

また当開発の相談にのって頂いている弁護士の先生のアドバイスで、今回から取説動画も作ることに。
自作自演だと客観的な視点が欠けて行き詰まると思ったので、予め何パターンか画コンテを描き、要点を整理して撮影・編集しました。

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それでは冒頭に紹介した動画の続編「ライトニングケーブルで充電する使い方」を紹介して開発裏話を終わりたいと思います。

東京発ものづくりブランド

東京発ものづくりブランド


Posted in Assembled in Tokyo (アセンブルド・イン・トーキヨー), iPad, iPhone, DIY.

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